写真を見ながらミャンマーの文化を説明するハンナさん(左)=佐賀市のアバンセ

 国軍のクーデターで民主政府が2月に倒されたミャンマーの現状を伝える写真展が、佐賀市天神のアバンセで開かれている。写真や説明パネル約90枚を展示。民族衣装を着たミャンマー人の留学生らが来場者に丁寧に説明している。24日まで。

 主催の「佐賀ミャンマー留学生会」によると、被害者の人数や現地の苦しい生活など、報道されていない事実が多くあるという。会場にはデモの様子や国軍の攻撃により燃える家屋をとらえた写真があり、同会のハンナさん=佐賀市=は「ミャンマーのニュースは減ったが、まだ平和にはなっていない。もっと理解してほしいし、ミャンマーで活動する人たちに日本からの支援を届けたい」と訴える。

 自然や文化、観光スポットも紹介する。ミャンマーには祭りが多く、佐賀と同じような「バルーンフェスタ」もある。ハンナさんは「前の平和なミャンマーを知ることで、応援してくれる人が増えれば」と願う。

 来場した佐賀市の藤崎信一さん(72)は「旅行で行ったことがあるが、現地の人はみんな優しかったのを思い出す。おだやかな国だったのに」と思いをはせ、唐津市の瀬戸沙織さん(33)は「写真の解説を聞き、現状を詳しく知ることができた。安心して笑顔になれる国に戻ってほしい」と話した。

 24日は午前11時から午後3時まで。11月20、21の両日も同会場で開く。(森田夏穂)

このエントリーをはてなブックマークに追加