秋になると空気が乾燥し、肌トラブルが増えます。洗顔や入浴後に肌のつっぱりやカサカサを感じていませんか。かゆみや赤みが出てくれば炎症を起こしているサインです。これを放置すれば、かゆみが増し、掻(か)き壊し、さらにかゆみという悪循環に陥る可能性があります。軽症のうちに治しましょう。

 高齢者の乾燥肌は知られていますが、一生のうちで最も肌が乾燥しているのは赤ちゃんです。2歳未満児の9割に季節を問わず肌トラブル(脂漏性湿疹、あせも、乾燥性湿疹、よだれかぶれなど)がみられ、母親の心配事の第1位となっています。赤ちゃんが眠くなると顔をこすりつけたり、寝つきが悪くぐずる行為は、かゆみが原因かもしれません。肌はツルツルに見えても、触れるとざらざらしていることがあります。見た目だけでなく触れて確認してください。また、荒れた肌から食物アレルゲン物質が侵入し、食物アレルギーの原因の一つにもなることも明らかになっています。赤ちゃんの肌を守ることは小児アレルギー予防にもつながります。

 しかしスキンケアでは誤解や誤情報が多く、お子さんの肌トラブルを解決できない親御さんも少なくありません。現代科学では、よく泡立てた石鹸で優しく洗い、十分に洗い流した後、タオルで抑え拭きし、肌を覆うように保湿をするのが、肌トラブル予防に効果的だと証明されています。

 ヘルスサポーターズイノベーションでは、赤ちゃんの肌トラブルの悩みを提供いただき、その対処について伊万里市の小児科医の伊東雅樹先生と助産師の佐藤で解説する動画を制作し、CHILWELの「子育て情報」(ニッポンハム 食の未来財団の助成で作成)で無料公開しています(https://www.healthsupporters-i.com/saga-chilwel/)。

 これを機に家族のスキンケアを見直してみませんか。他に専門医・エキスパートによる小児アレルギーの話もあります。是非ご視聴ください。(佐賀大学教育研究院医学域医学系=母性看護・助産学領域=教授 佐藤珠美)一般社団法人ヘルスサポーターズイノベーション https://www.healthsupporters-i.com

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