衆院選佐賀1、2区は4人が立候補した。候補者はどのような思いを胸に選挙戦に臨んでいるのか。横顔を1区から紹介する。

 

◆古川康氏(自民・前)

大雨被災地に執念で支援策
 前回、小選挙区で敗れ、この4年間、「懸命さだけは誰にも負けない」という気持ちで活動してきた。8月の記録的大雨の被災地に立ち、2年前の佐賀豪雨から再び被害に遭った事業者らの声に耳を傾け動いた。「いざという時に役に立たなければ与党の議員じゃない」。当時の官房長官を待ち伏せし、長文のメールを何度も送り、執念で新たな支援策の実現に導いた。
 苦杯を喫した反省で県内を回る活動量はコロナ禍前、「1期目の2倍」。菅内閣の総務大臣政務官を1年務めた際は公務で地元に戻れないもどかしさも感じた。地方を元気にする情熱は変わらず、ライフワークの障(しょう)碍(がい)福祉は「政治の力が必要」と目を配る。
 農業分野では自民党部会や農林水産委員会で積極的に地元の声を伝えた。その熱心さを、JA全中副会長でJA佐賀中央会の金原壽秀会長は「将来、農林族の九州のリーダーとして農政を引っ張ってもらう存在」と評する。狩猟免許を取得し鳥獣被害の実情を探る。
 新しいもの好き。iPhoneは「初期の不具合も実感したい」と最新機種が出るたびに切り替える。東京では療養中の妻こさとさんの朝ごはんを作る。(辻村圭介)

■ふるかわ・やすし
 東京大法学部卒。自治省(現総務省)職員から2003年の佐賀県知事選で初当選。3期目途中の14年に国政に挑み、衆院当選2回。座右の銘は「一隅を照らす」。妻と3女。唐津市南城内。

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