銀行業務の規制緩和で、地域産品の販売を手掛ける事業会社などへの出資が認められる中、佐賀銀行(坂井秀明頭取)は21日、地域商社「さぎんコネクト」を設立したと発表した。北部九州の魅力あふれる農作物や加工食品を掘り起こして販売し、生産者の収益アップや地場産業の盛り上げに一役買う。

 新会社は、佐銀の完全子会社として10月4日に設立した。資本金は1億円。佐賀市の佐銀本店内に本社を置き、取締役営業統括本部副本部長の高祖浩氏が社長を務める。行員3人が出向して実務にあたる。

 佐賀、福岡、長崎の3県にある佐銀の支店を通じて地域に眠る優れた産品を発掘。銀行と取引のある生産者や食品メーカーと連携して商品を仕入れ、販売ルートに乗せる。当面、野菜や果物などの生鮮食品はマルシェ(市場)を中心に販売し、加工食品は百貨店などに卸す。現場で得た消費者の声を生産者にフィードバックし、商品の改良や新商品開発につなげる。

 地域商社の設立に携わった同行営業統括本部の中原征洋調査役は「佐賀には生産者が気づいていない、誇れる産品がたくさんある。国内外に発信して収益を上げ、地場産業を盛り上げていきたい」と話す。

 事業の第1弾として23日午前10時から、佐賀市大財のさぎんパーソナルプラザ佐賀(旧呉服町支店)で、白石町のレンコンや太良町のミカン、ミルクプリンなどを販売する「よかばいマルシェ」を開く。(北島郁男)

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