ハンドグリップをドアのクッションにする案を発表する松尾かおるさん(左)=佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

アイデアの生み出し方などを説明する土屋貴哉准教授=佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

 柔軟な思考で新しいことを発案する「変学-変なことがほめられちゃう授業-」が17日、佐賀市の佐賀大本庄キャンパスで開かれた。美術家で同大芸術地域デザイン学部の土屋貴哉准教授が講師を務め、中学生から25歳までの23人がアイデアを膨らませた。

 佐賀藩の藩校・弘道館をモデルに、さまざまな分野で活躍する佐賀県関係者から学ぶ講座「弘道館2」の一環で、今回は15時間目。講話では「変」とは何かを考え、「組み合わせる」「変形する」など「変」を生み出す11の“基本操作”を学んだ。

 ワークショップでは、約100種類の日用品の中から選んだ物の「全く新しい使い方」を、特性や特徴に着目しながら考えた。佐賀市の松尾かおるさん(16)はハンドグリップの弾力に注目し、風で勢いよく閉まるドアの緩衝材としての利用を提案した。

 土屋准教授は「変とは、ルールに照らすとちょっとずれていて、片足だけルールを外れていること」と説明し、「みんな本当は既に変であって、ずれた片足を戻すかそのままでいられるか。はみ出た足を戻さなくていいんだよ」と話した。佐賀市の井本彩奈さん(19)は「変でいるっていいことだと思えた。普通の人が考えない、おかしくて面白い企画をつくっていきたい」と笑顔を見せた。

 講座の様子はライブ配信も行った。動画は後日、弘道館2のウェブサイトで公開する。(森田夏穂)

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