衆院選佐賀1、2区は4人が立候補した。候補者はどのような思いを胸に選挙戦に臨んでいるのか。横顔を1区から紹介する。

 

◆原口一博氏(立民・前)

ICT通、コロナ下でも対話
 無所属で出馬し、比例復活のない「背水の陣」で臨んだ前回から4年。野党共闘を進め、今は野党第1党の立憲民主党で副代表を務める。「壊れたかけらを集めてやっとここまで来たが、あくまで通過点。立憲主義や暮らしを脅かす政治を早く終わらせたい」。政権交代へと力を込める。
 「日本を明るく温かい国にしたい」。幼少期から政治家を志し、県議を経て国政に挑戦。8期を務め、このほど在職25年で永年表彰された。還暦を迎えて初めての選挙戦でもある。
 総務相時代に始めたツイッターのフォロワーは26万人を超え、政界屈指のICT通として知られる。直接の交流が難しくなった新型コロナウイルス下ではビデオ会議アプリを使い、画面越しに支援者らと対話を重ねてきた。「1人ずつじっくり話す機会はこれまで意外となかった。感動や気付きがたくさんある」。雇用面など立場が弱い女性や若い世代の声に耳を傾け、力に変えている。
 座右の銘は、松下幸之助氏にもらった「大忍(たいにん)」。「多くの人の悲しみや苦しみを自分のものとし、解決することと解釈している」。コロナ下で言葉を一層かみしめる。(円田浩二)

■はらぐち・かずひろ
 東京大文学部卒。松下政経塾から県議2期を経て、衆院当選8回。趣味は絵画や詩、水泳と幅広い。将棋の議員連盟では幹事長も務めている。1男2女。佐賀市高木瀬東。

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