衆院選佐賀1、2区は4人が立候補した。候補者はどのような思いを胸に選挙戦に臨んでいるのか。横顔を1区から紹介する。

 

◆岩田和親氏(自民・前)

亡き父の政治への思い胸に
 「より地道に、原点に返る思いでこの4年間、取り組んできた」。2回連続で比例復活となった苦い経験をばねに「真に地元に密着した政治家、そう感じてもらえる取り組み」を考え、行動してきた。
 8月の記録的な大雨で被害に遭った地区を回った。昨年も水に漬かったアスパラ農家など、心が折れそうな人たちの話を聞いた。「こういったところに、きちんと寄り添うのが政治の原点」。佐賀平野の浸水や中山間地の課題に対して、現場の声を丁寧にくみ上げる姿勢を大切にして歩く。
 尊敬する政治家でもある父・英則さんは、県議在任中に47歳で亡くなった。近くで見てきた父の思いや無念をかみしめ県議になり、2012年からは国政に挑戦した。防衛大臣政務官を経験し、自衛隊オスプレイの佐賀空港配備計画については「任期を終えた後も、私がしっかり関わっていくべき大事な課題」と力を込める。
 先月、父の年齢を超えた。「今も現役の政治家なら私が支えていたんでしょうか」と思いをはせることもある。「どんな思いで取り組んできたのか、途中で絶たれたことへの思いを忘れずに歩んでいきたい」(森田夏穂)

■いわた・かずちか
 九州大法学部卒。経営コンサルタント大前研一氏の秘書を経て、1999年に当時全国最年少の25歳で県議に。座右の銘は仏教の「このところはすなわちこれ道場なり」。佐賀市中の小路。

このエントリーをはてなブックマークに追加