細心の注意を払いながら色の境目を縁取りする生徒=佐賀市の川副中

生徒たちにボンドアートの描き方を指導する冨永ボンドさん=佐賀市の川副中

 木工用接着剤を使って絵を描く「ボンドアート」で知られる冨永ボンドさん(38)=多久市=のワークショップがこのほど、佐賀市の川副中であった。3年生90人が個性あふれる作品を完成させ、現代アートに触れた。

 冨永さんは講話で「自由度の高い作品は世界に二つとなく、その人自身にしか作れない。だからアートには正解も失敗もない」と説明した。作品は評価より創作の過程が重要なことも示し、「思い通りにいかなかったとしても、それを含めて大切な思い出になる」と強調した。

 生徒たちは絵を描いた後、色の境目を黒く着色した接着剤で縁取った。淡いパステルカラーを組み合わせた作品に仕上げた村島裕太さんは「下描きせずに絵の具で描く体験は普段はしないので、新鮮だった」と話した。江口優菜さんは「縁を取る時に途切れたりして最初は難しいと思ったけど、描いているうちにどんどん楽しくなった」と笑顔を見せた。(伊東貴子)

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