19日に公示された衆院選で、自民党の比例代表九州ブロック名簿順位の単独1位に登載され、立候補した前職今村雅弘氏(74)=鹿島市出身、8期。選挙区減に伴う候補者調整で比例に転出した経緯を踏まえ、党内規の「比例73歳定年制」の例外として上位に優遇された格好だが、佐賀県内の有権者の受け止めは分かれた。

 地元鹿島では「まだ頑張れる」と期待する声が上がった。鹿島市の小笠原百代さん(86)は「定年制のことが心配だった分、(上位に優遇されて)本当によかった。しっかり応援していきたい」と話す。

 佐賀市内のNPO代表の60代女性は優遇を疑問視する。「今村さんで思い出すのは復興相を辞任したとき。東日本大震災を巡り『まだ東北で良かった』と発言し、佐賀県民として恥ずかしかった」と振り返る。岸田文雄首相は自民総裁選では73歳定年制の堅持を主張しており「なぜ1位に優遇したのか分からない。党内でどのような議論があったのか」といぶかった。(石黒孝、中島幸毅)

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