衆院選(19日公示―31日投開票)の比例代表九州ブロック名簿順位で、自民党は18日、比例単独で立候補する前職今村雅弘氏(74)=鹿島市出身、8期=を単独1位に登載した。候補者調整に伴い比例に転出した経緯を踏まえ、党内規の「比例73歳定年制」の例外として上位に優遇した。

 小選挙区との比例重複候補では、佐賀1区に立候補予定の自民前職、岩田和親氏(48)=3期=、佐賀2区の自民前職・古川康氏(63)=2期=らを同列3位に登載した。

 今村氏は2014年、1票の格差是正に伴う「0増5減」の区割り減の候補者調整で比例に転出した。自民党県連によると、この際に「比例で2回の上位優遇」を党本部と約束していた。しかし、14年衆院選では下位31位に冷遇、17年は上位3位に優遇された。党県連側は「優遇2回」の約束が果たされていないとして、今回の衆院選でも上位優遇を求めていた。

 岩田氏は、連続復活当選者の比例公認を認めない党内規に該当していた。党側は、小選挙区の対立候補など選挙区情勢を踏まえて公認した。

 党県連の留守茂幸会長は「要望を受け入れていただいた党本部の判断に感謝したい」と述べ、「今村氏には小選挙区での勝利に力を尽くしてほしい。岩田氏も比例重複立候補を弾みにして、必ず小選挙区で勝利しなければならない」と話した。(山口貴由、栗林賢)

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