濱智子さんと作品「僕は居場所を見つけた」(左)=佐賀市の菊水堂ギャラリー

濱智子さんと作品「待つ」(右)=佐賀市の菊水堂ギャラリー

 佐賀市の洋画家濱智子さん(57)が、同市白山の菊水堂ギャラリーで個展を開いている。目の表情から感情が推し量ることができるような犬の水彩画など、物語性のある12点を展示している。29日まで。

 飼い犬を含む犬の作品5点と猫の1点、幼い頃の息子を描いた1点、ギリシャのサントリーニ島などの風景画5点を展示する。アクリル画「僕は居場所を見つけた」は、元々捨て犬で今は武雄市の友人に飼われている犬の満たされた表情を描いた。墨汁と水彩で描かれた「待つ」は、ジャーマンシェパードの視線から思慮深さが伝わってくる。

 3月には東京で「気持ちが沈んでいる今、癒やしを得てほしい」と動物をテーマに個展を開いた。ボーダーコリーの絵などがインターネットで紹介され、会員制交流サイト(SNS)を見て来場した人もいたという。濱さんは「動物にも人間と同じように性格や個性がある。人も動物も背景にある物語や人となりに引かれて描きたくなる」と話す。(花木芙美)

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