佐賀市長選で敗れ、支持者と抱き合って感謝を伝える堤雄史さん=17日午後10時14分、佐賀市天神の事務所(撮影・山口源貴)

 海外での業務経験で得た視点を生かし、「佐賀を変えたい」と訴えてきた弁護士の堤雄史さん(36)。実行力を備えた若さを前面に押し出したが、熱意は実らなかった。

 堤さんは午後10時、佐賀市天神の事務所で約40人の支持者に「しがらみのない立場の私しか変えられないという主張を浸透させられなかった」と頭を下げた。

 「少子化、若者の流出をどうにかしたい」と出馬を決意。支持者の人脈をたどって草の根運動を展開した。告示前、飛び込みで事業所を回るなど精力的に活動、体重は10キロ落ちた。告示日以降は、つじ説法を約30カ所で毎日行い、子育てのしやすい、多様性のあるまちづくりを訴えた。若い票を掘り起こそうと、SNSに連日、動画も投稿した。

 「とにかく相手の票をひっくり返したい」と、他の候補の総決起大会に合わせて周辺に出向き、熱弁を振るった。「一度聞いてもらえたらこちらに傾く」と手応えを感じて奔走したが、知名度アップには時間が足りなかった。(福本真理)

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