19日公示される第49回衆院選で、佐賀県内の小選挙区は1、2区のいずれも前回勝利した立憲民主党の前職に、比例復活した自民党前職が挑む一騎打ちの構図となる見通し。前回、佐賀県は全国で唯一、自民党が小選挙区で全敗した。今回は岸田文雄首相が県内に応援で入ることも調整されるなど、激戦が予想される。

 立候補を予定しているのは1区が、立民前職で党副代表の原口一博氏(62)=8期=と、自民前職で経済産業政務官の岩田和親氏(48)=3期。公示2日前に結果が出た佐賀市長選では自民市議団が分裂し、立民県連も特定候補を支援した構図から、衆院選での票の動きにどう影響するのかが注目される。

 2区は、立民前職で党役員室長の大串博志氏(56)=5期=と、自民前職で前総務政務官の古川康氏(63)=2期=が過去1勝1敗で3度目の戦いに臨む。選挙区内は8月の記録的な大雨で甚大な被害を受けており、防災・減災に向けた取り組みや被災地支援も争点の一つに浮上している。

 自民前職の今村雅弘氏(74)=8期、比例九州=は今回も比例代表九州ブロックで立候補する。

 前回、自主投票だった県内最大規模の政治団体「県農政協議会」が今回は自民候補の推薦に回る。一方、立民は「市民連合さが」を介して、共産党県委員会との間で候補者の一本化を実現した。(栗林賢)

 

佐賀県内の立候補予定者(敬称略)

 

▽1区

原口一博 62 党副代表       立前

岩田和親 48 経済産業政務官    自前

▽2区

大串博志 56 党役員室長      立前

古川 康 63 前総務政務官     自前

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