初の公式戦に向け、練習に励む早稲田佐賀の選手たち=唐津市の同校ラグビー場

 17日開幕の第101回全国高校ラグビー大会佐賀県予選に、今春創部した早稲田佐賀(唐津市)が出場する。初の公式戦となる1回戦で鳥栖工と対戦。名門早稲田大で主将を務めた山下昂大監督の下、地道な鍛錬で力を付けてきたフィフティーンは「積み上げた成果を出し、早稲田佐賀の名をアピールする」と意気込む。

 同校は4月中旬から始動。高校から競技を始めた選手が多く、試合時間の60分を戦い抜くため、まずは基礎体力の向上に力を注ぎ、大分県での夏合宿(8月)では練習試合も行った。

 9月には九州電力旧唐津発電所(唐津市二タ子)の一角に、天然芝の専用ラグビー場が完成。ミニゲームなどで実戦感覚も養いながら、初の公式戦に備えてきた。

 山下監督は「ガッツのある選手が多く、転んでも痛くない天然芝のグラウンドで練習でき、対人プレーへの恐怖心は少ない。早稲田大のように、ボールを動かしてスピーディーな展開を心掛けたい」と話す。

 突破力のあるPR池田恭盛やスピードが武器のナンバー8松澤慶、攻守両面でチームを引っ張るCTB山下恵士朗ら、高い能力を秘めた選手がそろう。

 唯一の3年生、SH原健翔はハードなタックルで鼓舞する。熊本県出身の池田は「一から歴史を創り上げるチームで花園を目指したいと思って入学した。鳥栖工に勝って(39年連続花園出場中の)佐賀工に挑戦したい」と意気込む。

 山下監督は「プレーの意図を考えながら練習していて、局面ごとに答えを導き出せるようになりつつある。注目度の高い舞台の雰囲気を楽しみながら練習の成果をしっかりと表現してほしい」と期待する。(古川公弥)

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