唐津市で昨年11月に開かれた佐賀県原子力防災訓練で、市が原爆投下後の広島市内などの写真に赤のバツ印が付いた資料を使用した問題で、市に公開質問状を提出していた原発に反対する市民団体は15日、市からの回答書に不明な点などがあるとして再質問状を提出した。

 市民団体側は今年の訓練で使われる資料の提示などを求めた。市側は、訓練の日程が決まっておらず、資料も「まだ作成していない」とし、作成後に団体側に提示する考えを示した。市危機管理防災課は「原発は安全だと思ってはいない。(問題の)解決に向けて善処したい」と述べた。

 市は「原子爆弾と原発の核利用の目的の違いを説明するため」として、原子力災害についての講話で資料を使用していたことが判明。市に抗議が寄せられ、今年7月に広島市の被爆者団体に謝罪した。公開質問状は三つの市民団体が8月19日付で提出。9月3日付で、市側が回答していた。(中村健人)

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