コンバインで収穫されるさがびより=佐賀市本庄町

 秋本番を迎え、佐賀県を代表する銘柄米「さがびより」の収穫が本格化している。今年は天候に恵まれ、出来は上々という。さがびよりは食味ランキングで11年連続「特A」という全国トップの成績を続けており、関係者は「今年も特Aを」と期待している。

 佐賀市本庄町の田んぼでは「さがびより米(まい)スター」の野田浩孝さん(46)がコンバインを上手に切り返しながら、しっかり実った稲を丁寧に刈り取っていった。野田さんは「今年は大きな台風もなかった。10月は暑くて虫の害もなく、粒がきれいなお米になった」と話す。

 温暖化に対応できるようにと県農業試験研究センターが開発した「さがびより」は2009年に本格デビューした。今年の作付面積は5300ヘクタールで、県内水稲面積の約4分の1を占める“県民米”に成長した。

 甘くもちもちした食感が持ち味で、日本穀物検定協会の食味ランキングでは昨年まで11年連続で最高評価の特Aに輝き、北海道のななつぼしと並び、現段階での最長連続記録となっている。

 県やJAは、さがびよりの品質を保つために「さがびより米(まい)スター」を特別に設けており、本年度は県内で44人を認定。卓抜した栽培技術を持つマイスターが、地域の米作りを牽引している。

 さがびよりの新米は10月末から11月初旬に店頭に並ぶ見込み。

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