狂言を披露する子どもたち=神埼市千代田町の高志神社

 神埼市千代田町の高志地区の佐賀県重要無形民俗文化財「高志狂言」が9日、高志神社の秋祭りで奉納された。住民らでつくる高志狂言保存会の会員や小学生がこっけいな掛け合いを熱演し、伝統芸能の魅力を伝えた。

 千代田中部小の高志狂言クラブの6年生3人は演目「部須(ぶす)」を披露した。主人の外出中に大切な砂糖を食べてしまう太郎冠者(かじゃ)と次郎冠者を演じ、「あおげーあおげ」「はらがたつ、ただくえー」などのせりふと表情で場面を巧みに表現した。初舞台となった太郎役の中野沙彩さんは「砂糖を取り合うシーンを頑張って練習した。見る人たちの反応が気になって緊張した」とはにかんだ。

 保存会の会員たちも演じた。高志狂言は「鷺(さぎ)流」の流れを継承する全国3地域の団体の一つ。保存会の大坪一文会長は「地区だけで伝承していくのが大変。もっと多くの人に知ってもらえたら」と話した。(中島野愛)

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