住宅地の一角に高く積まれたままの産業廃棄物。県の撤去命令などに応じなかったとして、神埼署は解体業の男を廃棄物処理法違反容疑で逮捕した=神埼市千代田町迎島

県による撤去命令の期限を過ぎても無造作に積まれたままの産業廃棄物=13日、神埼市千代田町

 神埼市千代田町迎島で保管していた大量の産業廃棄物について、佐賀県から出されていた撤去命令に応じなかったなどとして、神埼署は13日、廃棄物処理法違反(報告徴収・措置命令)の疑いで、同町下西、解体業の男(43)を逮捕した。

 逮捕容疑は、土地に保管していた産業廃棄物について、知事から2度にわたって、請け負った建設工事や持ち込んだ産業廃棄物などの報告を求められたが期限内に報告せず、7月1日に知事が出した産業廃棄物の撤去命令に従わなかった疑い。容疑を認めている。

 同署や県などによると、保管していたのは、男が代表を務める会社の従業員の親族が所有する土地。撤去期限は8月31日だったが撤去されなかったことから、9月3日に県が同署に告発した。

 産業廃棄物は、がれきや木くず、プラスチックなどがあり、このほか冷蔵庫やソファなどの家電や家具などの一般廃棄物も含まれていたという。廃棄物は約300平方メートルの土地に、高さ最大約5メートルまで積み上げられ、総量は約750トンだった。

 県は2020年3月以降に口頭指導23回、文書指導3回を行ってきた。県と神埼市は行政代執行の準備を進めており、関連予算として県が2122万8千円、市が235万9千円をそれぞれ9月までに計上した。県、市ともに行政代執行にかかる費用については男に求償していくとしている。(取材班)

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