水害に強い住宅づくりの支援事業を発表した小松政市長=武雄市役所

 武雄市は12日、8月の大雨で被災した個人住宅の改修支援策として、市内の安全な場所に移転する場合は最大で250万円を助成すると発表した。浸水の心配がない高台での宅地整備を進めるため、民間事業者を募り、協定を締結して開発の後押しもする。

 市は9月定例議会に「水に強い住まい改修支援事業」として5千万円の補正予算を組んだ。建物のかさ上げやエアコン室外機の壁掛けなどの工事費に最大100万円(工事費の2分の1以内)を補助することにしたが、移転費用なども加えて支援内容を拡充する。

 床上浸水を受け、市内で同じ町内に移転する場合は最大150万円、市内のそれ以外の場所なら最大100万円(いずれも費用の2分の1以内)を補助する。住んでいた家を解体する場合は最大100万円(費用の2分の1以内)の費用を補助する。14日から受け付けを始める。

 宅地整備については、民間のノウハウを生かし開発を急ぐ。市は活用できる市有地や、ハザードマップを基にした危険性が低いエリアの情報を提供する。事業者は市内の業者に限り、1社当たり4~5区画程度の開発規模を想定している。10月末から市のホームページなどで参加を募る。

 小松政市長は「減災の観点から水に強い住宅支援が必要と考えた。人口流出防止やコミュニティーの維持という意味でも、高台の宅地整備を進めていきたい」と説明した。(澤登滋)

このエントリーをはてなブックマークに追加