伊万里市上空を飛ぶクロハゲワシ(9月27日、石井好則さん撮影)

 伊万里市黒川町の大平山で9月下旬、野鳥愛好家の石井好則さん(75)=同市松浦町=が、驚くほど大きな鳥が空を飛ぶのをカメラに収めた。日本で目にするのは珍しいクロハゲワシとみられる。

 同じタカ科で渡り鳥のハチクマを撮影していると、一羽の黒い鳥がぐんぐんと近づいてきた。羽を広げた大きさはハチクマやトビの2倍(2・5~3メートル)はあり、圧倒されながらシャッターを押した。画像を仲間たちに見せるとクロハゲワシだろうと教えてくれた。

 この鳥はチベットや中央アジアなどに生息し、日本にはごくまれに迷って飛んで来るという。長旅に尾羽を痛めながらも威風堂々とした姿に感動した石井さん。「仲間からは一生に一度あるかないかと言われたが、もう一度会いたい」と願って空を見上げている。(青木宏文)

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