初くんちで笛や太鼓、鐘の音を響かせる木綿町の囃子方=唐津市の唐津神社

 唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」の関連行事「初くんち」が9日夜、唐津市の同神社で行われた。今年は11月3日の神事と曳山(ひきやま)巡行を行う方針で準備を進めており、唐津曳山取締会の関係者ら約50人が玉串や囃子(はやし)を奉納し、くんち本番に思いを募らせた。

 従来はくんちの成功を願い、曳山のある14カ町が順に囃子を奉納している。今年は新型コロナウイルスの感染予防のため、昨年と同様に唐津曳山囃子保存会と当番町の木綿町のみが参加し、本殿で囃子を披露した。神事では唐津曳山取締会の山内啓慈総取締らが玉串をささげた。

 山内総取締は「勇壮で気分が高揚するような囃子だった。3日に向けては粛々と準備を進めている」と話した。木綿町からは小中高生ら約10人が参加、感染予防のため練習は1回のみに制限した。囃子方の太鼓を務めた濱田佳汰さん(13)は「久々で緊張したけど、囃子の盛り上がりに合わせて力強い音を意識した。(中止になった)昨年は寂しくて、やっぱりあってほしい」と願いを込めた。

 唐津くんちの実施の可否は10月中旬に発表される。(横田千晶)

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