線路に転落した男子高校生を救助した平川孝之さん(左)と朝日茜さん=佐賀市の佐賀広域消防局

 今夏、JR佐賀駅(佐賀市)のホームで、電車を待っていた男子高校生が突然意識を失って線路に転落する事故があった。その場に居合わせた男女が、見事な連係プレーで男子生徒をホームに引き上げた。次の電車到着まで約5分。ギリギリでの救出劇に、佐賀消防署は8日、2人に感謝状を贈った。

 救出に携わったのは、会社員平川孝之さん(60)=鳥栖市=と社会福祉士朝日茜さん(33)=三養基郡上峰町。佐賀消防署によると、8月24日午後5時ごろ、佐賀駅のホームで男子高校生が突然意識を失って1・1メートル下の線路に転落した。後ろに並んでいた平川さんがとっさに飛び降りて男子生徒を抱きかかえ、朝日さんは周囲の協力も得ながらホームに引き上げた。

 男子生徒はサッカーの部活中に気分が悪くなり、早退して帰宅中だったという。膝に擦り傷を負ったが、駅の構内で意識を取り戻したという。

 平川さんは「早く助けてやらんといかんと思った」と振り返り、朝日さんは「余裕はなかったが、協力してもらった皆さんと力を合わせたおかげ」と話した。(松岡蒼大)

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