愛称「NORARU」のステッカーをタクシーに張る井手希さん(左)=神埼市役所

 神埼市は、神埼町と千代田町で予約型乗り合いタクシーの運行を開始した。3エリアでそれぞれ週2日運行し、巡回バスの運行しない曜日の代替交通手段を確保する。

 乗り合いタクシーは、自宅近くの停留所から乗車し、予約状況に応じて駅や病院、公共施設など目的地まで最短距離で移動できる。JR長崎線より北の北部エリア、JR長崎線と国道264号の間の中部エリア、国道264号より南の南部エリアの三つの路線を運行する。同市のタクシー会社のジョイックス交通に運行を委託する。

 同市は2012年度から巡回バス事業を開始した。1周100分前後の3路線を週6日運行していたが、市民アンケートで「乗車時間が長い」との意見もあった。今年10月からの運行内容の変更では、7路線に増やして1周を45分程度に短縮する一方、1ルートを除いて週2日の運行に減らした。見直しに合わせて乗り合いタクシーを導入した。

 初日の1日には市役所で愛称発表会があり、「NORARU(のらる)」を考案した井手希さん(33)=神埼町=に感謝状が贈られた。「乗れるよ」の方言の意味が込められているといい、井手さんは「のんびりとした神埼の雰囲気とマッチし、子どもからお年寄りまで親しみやすいようにと考えた」と話した。

 乗り合いタクシーの運賃は1回300円(小学生150円)。事前に利用者登録が必要で、市役所や千代田支所で受け付ける。巡回バスと乗り合いタクシーの本年度の総事業費は2646万円の見込み。脊振町では20年度から乗り合いタクシー事業を実施している。(森田夏穂)

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