佐賀労働局は、外国人技能実習生を雇用している佐賀県内の企業などを対象に実施した訪問調査の結果を公表した。対象87事業場のうち、78・2%にあたる68事業場で法令違反が確認されている。

 違反事例(日本人労働者関係分を含む)で最も多かったのは、使用する機械に対して講じる措置など安全基準に関するもので28・7%。次いで割増賃金の支払いに関するものが12・6%、労働条件の明示に関するものが11・5%だった。休業4日以上の労働災害は14件発生し、前年から9件増えた。死亡災害はなかった。

 具体的な違反事例としては、丸のこ盤の歯に接触予防装置などを設けていなかったため、技能実習生が指をけがしたケースや、時間外労働の手当が不払いになっていたケースなどがあった。

 県内には3059人(2020年10月末現在)の外国人技能実習生が在留している。同局労働基準部監督課は「外国人技能実習生の労働条件、安全衛生の確保に引き続き取り組む。実習生には、労災防止に向けて母国語のパンフレットを配布するなど周知、啓発を進めていく」としている。(北島郁男)

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