対応した県職員に要望・質問書を手渡す「玄海原発の廃炉問題を考える会」のメンバー(左)=県庁

 九州電力が玄海原発(東松浦郡玄海町)で計画している乾式貯蔵施設の設置を巡り、反原発団体「玄海原発の廃炉問題を考える会」は1日、佐賀県に要望・質問書を提出した。九電から県に出されている事前了解願について、使用済み核燃料の確実な搬出先が確認できた後に判断するよう求めている。

 乾式貯蔵施設は、特殊な金属容器(キャスク)に使用済み核燃料を入れて空気の流れで冷やす仕組み。施設を原発の敷地内に設置する九電の計画について、原子力規制委員会は4月下旬に許可している。安全協定に基づき、県と玄海町に事前了解願が出されており、このうち玄海町は9月3日に事前了解している。

 要望・質問書では、事前了解の判断前に、原子力規制委に再処理工場の完成見通しを尋ね、その回答を公表することなどを求めている。県原子力安全対策課は「しっかり考えて回答させていただく」と語った。

 考える会は、県内で反原発を訴えてきた市民14人が9月20日に新たに設立した。(岩本大志)

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