飛沫防止のため、笛の吹き口にはカバーが付けられた

くんち本番に向け、囃子の練習をする子どもたち=唐津市魚屋町

 唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」に向けた囃はや子しの練習が1日夜、唐津市中心部で始まった。新型コロナウイルスの影響で昨年は曳山(ひきやま)巡行が中止になり、11月3日の神事「御旅所祭」に合わせた今年の巡行も正式には決まっていないが、子どもたちは開催への願いを込め、夜空に音色を響かせた。

 5番曳山(やま)「鯛」の魚屋町の練習には小中高生13人が参加した。感染予防で一人一人の間隔を空け、飛沫が飛ばないように笛の吹き口には手作りのカバーを付けた。

 唐津東高3年の神田拓海さんと池田龍平さんは「久しぶりの練習で、合わせるのが大変」と口をそろえた。囃子方の男子は高校3年で卒業するのが決まり。「昨年は仲のいい先輩が演奏できない姿を見て寂しくなった」と振り返り、「最後の囃子方を今年務められるかどうか不安」とこぼす。

 張り合いにつながり「あるのとないのとでは、勉強の力の入れ具合も違う」という晴れ舞台。「鯛が本当に泳いでるような軽やかな演奏をしたい」と本番を願う。(中村健人)

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