期間を拡大し、分散開催する秋の有田陶磁器まつりをPRする関係者=伊万里市役所

 西松浦郡有田町の「秋の有田陶磁器まつり」(有田観光協会主催)が10月9日から、例年より期間を拡大して開かれる。新型コロナウイルスの影響で有田陶器市が2年連続で中止になるなど陶磁器業界が苦境に立つ中、陶器市を主催する有田商工会議所と資金面などで連携した。陶器市とほぼ同数の町内事業者が参加し、出番を失っていたお値打ち品が販売される。

 まつりは例年、11月下旬の連休に開いている。今年は陶器市を楽しめなかった焼き物ファンらに密を避けて楽しんでもらおうと、期間を前倒しして例年の5日間から18日間に拡大。10月9日~11月14日の土、日、祝日をプレ期間、11月19~23日をメイン期間にして分散も図り、体験やグルメの催しを町内一円で開く。

 陶磁器では町内の161事業所が参加する。町外からも参加する陶器市の約300事業者には及ばないが、陶器市の醍醐味(だいごみ)の一つである、市場には流通しない2級品の買い物が楽しめる機会になる。主催者側は「焼き物以外の催しも増やした。有田のにぎわいを取り戻せれば」と来場を呼び掛ける。(古賀真理子)

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