若年者ものづくり競技大会の電気工事部門で金賞に輝いた松尾泰希さん=佐賀市の佐賀工業高

愛媛県で開催された若年者ものづくり競技大会で、配線工事を行う松尾泰希さん(提供)

 就労前の職業能力開発施設の人たちや工業高校生が競う全国大会の「第16回若年者ものづくり競技大会」で、佐賀工業高の電気科2年の松尾泰希さんが電気工事部門で最高賞の金賞に輝いた。練習の成果を発揮して安定した技術力を見せ、配線工事の正確さや完成度の高さが評価された。

 大会は技能を習得中の原則20歳以下が対象で、8月に愛媛県で開催された。同部門では、2時間40分以内に木製板の上で配線工事を行い、作業時間の早さや出来映え、作業態度などが評価対象となるという。

 松尾さんは所属するバドミントン部の活動を大会の1カ月以上前から控え、練習に専念した。毎日3時間ほど作業し、「結線(線と線をつなぐ作業)が苦手だったので何度も繰り返した」と振り返る。

 本番は「失敗だけはしないように」と言い聞かせながら臨み、細心の注意を払いながら工事をして終了時には手応えもあった。結果発表では、「自信はあったけど、まさか1位とは」と驚いたという。

 6月の高校生ものづくりコンテスト佐賀県大会で思い通りの結果を残せずに悔しい思いをしていて、「雪辱を果たすことができてうれしい」と笑顔を見せる。将来の目標は「電気科の卒業生はさまざまな仕事で活躍しているけど、やはり配線工事に携わりたい」と語る。(中島野愛)

※一部を訂正しました。(2021.9.29 10:00)
最終段落: 配管工事に携わりたい → 配線工事に携わりたい

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