国営諫早湾干拓事業(長崎県)に関し、有明海沿岸の漁業者や支援者らが27日、熊本市の九州農政局を訪れ、潮受け堤防排水門の「開門調査」の実施を含めた話し合いに応じることを国に求める署名3260人分を提出した。

 署名は野上浩太郎農林水産相宛て。「有明海沿岸地域の再生を願う会」の呼び掛け人の一人で、開門派の漁業者の平方宣清さん(68)=藤津郡太良町=が提出した。福岡高裁が提案している和解協議が「地域の分断や対立を解消する第一歩になる」として、基金案に固執せず、開門を含めた和解協議に応じるよう要望した。農政局側は寺田憲治農地整備課長が対応した。

 平方さんは「有明海再生を願い、これだけ多くの署名が集まった。大臣は、漁業者の声を真摯(しんし)に受け止めてほしい」と話した。(中島幸毅)

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