早朝、東の浜の朝焼けを描く画家の乗田貞勝さん=唐津市東唐津

ジンバランの漁師村(変25号)

三日月(変25号)

アンナプルナ連山(ゴレパニより)=25号

 インドネシア・バリ島やヒマラヤ、チベットなどを描き続けている唐津市の洋画家・乗田貞勝さん(76)が29日から、2年ぶりとなる油絵の個展を福岡市の岩田屋三越美術画廊で開く。40年以上通ったバリ島をはじめ制作の旅で手掛けた作品のほか、コロナ禍で海外に出掛けられない中で早朝の唐津の海辺を描いた新作も飾る。10月4日まで。

 「天と地のつながりの中で生かされている。その中に命の音があり、祈りを超えて感謝を表現している」と語る乗田さん。「天と地の詩」と題した展覧会は、「ジンバランの漁師村」(変25号)など特徴の赤い大地が鮮やかなバリ島を中心に、「陽光を浴びたヒマラヤ連山」(変80号)、「アンナプルナ連山(ゴレパニより)」(25号)、「朝焼け(唐津)」(F50号)など約50点を並べる。

 コロナ禍となった1年半、唐津市の東の浜や西の浜で、短時間、稜線(りょうせん)や雲が赤く燃える朝焼けの空を捉えようと通い、情景を描く。刻々と変容する景色を前に、乗田さんは「日によって異なり、居合抜きのようなもの。波の音や風、潮の匂いを感じながら描く」と現場主義を貫く。(辻村圭介)

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