ハスを使った「象鼻杯」でお酒を味わう参加者=佐賀市の佐賀城周辺

 ハスの葉を象の鼻に見立てて酒を飲む「象鼻杯」を楽しむイベントが26日、佐賀城のお堀で開かれた。約30人が参加。舟に乗り込んだ参加者は、青々としたハスの葉を遊覧して眺めながら、味わいのあるお酒を口にした。

 象鼻杯は古代中国「魏(ぎ)」から伝わったという風習。ハスの葉の表から茎に向かって穴を開け、葉に注いだ酒を茎の中の空洞を通して飲む。参加者は順番に舟に乗ると、お堀を遊覧しながら象鼻杯に挑戦した。

 徳光さつきさん(67)=佐賀市=は「お酒とハスの青みがマッチしていい味」、芹田孝子さん(80)=同=は「お堀は散歩道だが、舟から見るとまた違う」と風情を満喫していた。

 県立美術館の南にある茶室「清恵庵(せいけいあん)」では茶会も開かれ、参加者はハスの茂るお堀を見渡し、過ぎゆく夏を感じながら、和菓子やお茶を味わった。

 多様な生き物と人が共生する地域づくりの一環として、NPO九州さがプロジェクトが主催した。

 団体では来年から、茶会とお堀巡りを毎週行う予定で、舟をこぐ船頭を募集している。育成講習会を近く開く予定。問い合わせは世話人の原田彰さん、電話090(5948)3180。(森田夏穂)