愛知県知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件では、署名の水増し作業が佐賀市の貸会議室で行われた。初公判が名古屋地裁で開かれた24日、不正と知らずにアルバイトとして作業に従事した県内の関係者からは「正直に真実を語って」などと真相究明を求める声が上がった。

 署名簿に名前や住所を書き写す作業は昨年10月に行われた。3、4日程度、アルバイトで従事した佐賀市の30代女性は今年3月ごろ、愛知県警の事情聴取に応じた。どこか普通のアルバイトとは違う「怪しさ」は感じていたものの作業に従事したという悔いもあり、約6時間にわたって捜査に協力。示されたコピーから自身が書いた署名を探したり、当時の状況を説明したりした。

 「なぜわざわざ佐賀だったのか、誰が指示したのか、疑問が残っている」と話す。運動事務局長の男性被告らは認否を留保しており、「正直に話し、真実が明らかになってほしい」と願った。(松岡蒼大)

このエントリーをはてなブックマークに追加