土のぬくもりを感じさせる作品が並ぶ=佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 土のぬくもりが伝わる亀翁窯(武雄市山内町)の作陶展が佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。古賀末廣さん(64)、浩子さん(61)夫妻の温かみのある器やアクセサリーなど約100種類の作品が並ぶ。26日まで。

 地産地消になぞらえ「地産地層」を唱え、原料は自宅や町内の土などを使用している。釉薬もミカンの木の剪定(せんてい)くずを使った「みかん釉」を利用するなど、自然を生かした作陶を行う。

 くし目が入った花器は球体の上部を内側にへこませた。生けた草花はくし目にとどまり、自然に美しい造形が仕上がる。石でたたき、所々へこんだ形がユニークな花器は、みかん釉が掛けられた部分が緑色を帯び、豊かな表情を見せる。

 浩子さんが透かし彫りを施すランプシェードは人気の桜柄が中心。イヤリングや指輪、帯留めも多彩な種類がある。末廣さんは「19日に窯出ししたものばかり。土の見せる面白さを見てほしい」と話す。(福本真理)

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