二百十日に毎年、風を鎮めて五穀豊穣と家内安全を願って浮立を奉納する=鹿島市常広の神明宮

 8月31日夕方、街から自転車で戻っていると神明宮の社殿に明かりがついた大きな提灯ちょうちんが下がっていたので参拝した。宮守の小池徳重さん(86)が出てきて

「7時半ごろから風日祭(かざびまつり)で、鉦(かね)浮立ば奉納するけん写真ば撮りに来んですか」と言う。

 二百十日に毎年、風を鎮めて五穀豊穣(ほうじょう)と家内安全を願って、浮立を奉納する行事が何百年も続いているのだ。今回はコロナ禍の収束も当然願っているはずだ。

 急いで家に戻り軽く夕食を食べて、8時ごろ駆けつけるともう区の人たちが10人ほど集まっていて、鉦浮立が奉納されていた。浮立を奉納するのは青年団の有志だが、ほとんどが30歳代だそうだ。地元に残っているものだけでは足りず、市外に出ている人も何人かは車で駆けつけていると…。

 笛・太鼓・鉦を10人前後で演奏するのを区の人たちが見守る。コロナ禍がなければ、子どもや女性たちも参拝に来てにぎわうのだが、今年は飲食は自粛していて祭りはそれほど盛り上がらなかったようだ。

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