ビル解体が相次ぎ、空き地が増えつつある佐賀市の中央大通り

 途方に暮れる様子が電話の向こうから伝わってきた。声の主は、佐賀市の中心街にあるマンションの管理人。修繕積立金や共益費を支払わない入居者の対応を巡り、市内で不動産業を営む男性に相談してきた。「ビルのオーナーが中国人で、電話がつながらない。どうしたらいいんでしょう」

 男性は同業者から似た話を聞いた。中国の富裕層から、所有していたマンションの借り手を探すように頼まれたものの、音信不通になった。「連絡できず、管理が行き届かなくなって老朽化が進む。結果として、借り手がいなくなっていく」と男性。新型コロナウイルスの影響で訪日客が途絶えた市街地が、一層さびれていく姿が目に浮かんだ。

佐賀新聞電子版への会員登録・ログイン
この記事を見るには、佐賀新聞電子版への登録が必要です。
紙面購読されている方はダブルコースを、それ以外の方は単独コースをお申し込みください
佐賀新聞電子版のご利用方法はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加