新型コロナウイルスワクチン接種を市内医療機関の個別接種だけで進めている鳥栖市は、2回目の未接種者を対象に「キャンセル待ち」の登録者を募る。接種が進むにつれ、急な予約キャンセル時に代わりに打てる人が減ってきたためで、市は「ワクチンを1本も無駄にしなくない」と登録を呼び掛ける。

 ワクチンは1瓶6人分で、使用時は6時間以内に打たなくてはならない。キャンセル時の代わりの接種者は各医療機関で調整してきたが、難しいときは市に相談が入り、優先接種者の保育士らを紹介してきた。

 同市の接種者は21日現在、1回目が4万8403人(対象者の74・5%)、2回目は4万1339人(同63・7%)。接種が進むのに伴い医療機関が調整できる余地が減り、優先接種の対象者も接種がほぼ完了、最近は「キャンセル分が埋まらない」として市に毎日のように医療機関から連絡が入り、調整に追われているという。

 キャンセル待ちの対象者は、体調不良や1回目接種後に転居するなど何らかの理由で2回目の接種を受けず、まだ予約を取っていない市民か長期滞在者。22日から10月8日まで、電話で申し込みを受け付け、希望する曜日や時間帯を事前に聞いておき、キャンセル発生時に市がマッチングする。まだ予約のない1回目の接種者も相談に応じる。申し込みは市健康増進課、電話0942(85)3650。(樋渡光憲)

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