防災教育映画「どこに ひなんすればよいの? 南海トラフ地しん 大つ波がくる」のDVDパッケージ

高木裕己監督

「フクロウ人形の秘密」のDVDパッケージ

 唐津市出身の映画監督、高木裕己さん(71)=東京都在住=が手掛けた教育映画「どこに ひなんすればよいの? 南海トラフ地しん 大つ波がくる」が、優秀映像教材選奨(日本視聴覚教育協会主催)の教育映像・小学生部門で、最優秀作品賞に選ばれた。津波が発生する仕組みや、命を守るためにどう行動するかを、子どもたちに分かりやすく解説している。

 教材選奨はコロナ禍で昨年は中止になり、今年は2年分の作品を対象にした。「教育映像」に78作品、「教育デジタルコンテンツ」に9作品の応募があった。

 「どこに-」は、教育映像・小学生部門で最優秀賞、中学生部門でも優秀賞に選ばれた。「『生き延びるためにはどうしたらよいか』という行動を促した作品。教材としての有益性が非常に高い」と評価された。

 作品は、南海トラフ地震で甚大な被害が予測されている高知県黒潮町を舞台に、東日本大震災の教訓をどう生かすかを紹介している。津波から命を守るためのポイントを、クイズ形式で理解させる。小学向けのほか、中学・高校向け、一般向けの三つのバージョンを制作した。

 高木監督は「南海トラフ地震は今までになく広域で甚大な被害が予想されている。今から早期に適切な避難の方法を心掛けておけば被害を最小限に抑えることは可能だ。自分の命は自分で守ることを学んでもらいたい」と語る。

 また、高木監督が手掛けた別の作品「フクロウ人形の秘密」も、社会教育部門で優秀賞を受賞した。刑務所の展示即売所でフクロウの木彫りを見つけた少女が、犯罪や非行を生み出さない社会の在り方を考えていく。女優の藤田朋子さんが刑務官役で主演を務めた。

 「フクロウ人形-」は、インド・フレンチ国際映画祭でも、最優秀児童映画賞に選ばれた。(古賀史生)

 

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