髙平増夫神埼和桑部会長(左)の説明を聞く中学生=神埼市神埼町

ため池に茂るヒシについて説明する本村宣行神埼和菱組合長(左)=神埼市神埼町

 中学生が地域の未来を考える佐賀新聞社の「さが未来発見塾・神埼市編」が20日、同市神埼町の桑畑などで開かれた。特産化が進む「神埼桑菱(くわびし)茶」に関し、市内の生徒たちが神埼和桑部会長の髙平増夫さん(65)、神埼和菱組合長の本村宣行さん(76)を取材して魅力を探った。

 桑菱茶用の桑畑の見学があり、髙平さんは「無農薬なので手作業が多い。維持管理は大変だが、特産品として皆さんの健康につながると思うとやりがいがある」と胸を張った。かつて養蚕のため桑が盛んに作られていたことも紹介した。

 ヒシが茂るため池では、本村さんが減少傾向にある収穫量の推移や今季の生育が遅れている状況などを説明し、「護岸工事による水質変化や異常気象などで収穫量が大きく変わる。補うために水田栽培もしている」と指摘した。また、「昔は各家庭でおやつに食べていた。今でも遠方に住む出身者からヒシを送ってほしいと頼まれる」と地域の食文化を挙げ、生徒たちは熱心にメモを取っていた。

 千代田中3年の德久広輔さんは「桑やヒシはもちろん、畑を見渡すとたくさんの種類の農作物がある」と感心していた。発見塾には市内の神埼、千代田、脊振の全3中学から9人が参加していて、今後のワークショップで「未来計画」をまとめ、10月中旬に松本茂幸市長に提案する。(森田夏穂)

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