唐津神社参道に並ぶ14台の曳山。1番曳山「赤獅子」を先頭に街中を移動した=19日午前、唐津市(撮影・米倉義房)

 唐津市の曳山(ひきやま)展示場の解体に伴って曳山(やま)14台の引っ越し作業が行われ、中心部の街中では「動く曳山」を一目見ようと沿道に人だかりができた。街中で14台の曳山が動くのは前回の唐津くんち以来約2年ぶりで、うわさを聞きつけた家族連れなどが曳山に見入った。

 「やっぱり動いている曳山は良い。迫力と躍動感がある」と水主町の吉冨ゆり子さん(53)と娘の莉奈さん(26)。「塗り替えを終えた13番曳山の鯱を見るのも初めてで、それが楽しみだった」とはにかんだ。家族と見に来た浜玉町の松本直子さん(46)は「せっかく出るなら見に来たいと思った。新しい展示場も改めて見に行きたい」と話した。

 「小さい時から曳山好きで、曳山を見て育った。久々でうれしい」と同市元旗町の女性(47)。11月の唐津くんちについては「見たいけど、安全面を考えると感染が広がる不安はある」とつぶやいた。

 出勤前に、展示場前で曳山を見ていた会社員の轟木一弘さん(44)は「やっぱり見るだけでわくわくする」と満足げ。唐津くんちについては「やってほしいけど、やっても良いのかとも思う。昨年は巡行がなく、本当にくんちがない日が来るんだなと実感が湧かなかった」と振り返った。(横田千晶)

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