救出されたウミガメ=唐津市呼子町の大友海岸(尾崎幸秀さん撮影)

網にからまり、身動きがとれなくなったウミガメの様子=唐津市呼子町の大友海岸(尾崎幸秀さん撮影)

 佐賀市のカメラ愛好者でつくる「フォトクラブ若楠」に所属する尾崎幸秀さん(72)=福岡市=が、唐津市呼子町の大友海岸で網が巻き付いていたウミガメを救出した。

 尾崎さんは、カメラ仲間から「大友海岸に漂着ごみが打ち寄せている」と聞き、6日に現地を訪れた。ごみの写真を撮影中、漁網とみられる緑色の塊を見つけた。体長約50センチのウミガメで、頭と脚が網から出ていた。周辺施設で借りたはさみで施設職員とともに網を切り、身動きが取れなくなっていたウミガメを解放した。

 NPO法人日本ウミガメ協議会の事務局長、松宮賢佑さん(35)は「世界中の暖かい海に生息するアオウミガメと推定される。沖縄や鹿児島と比べて数は少ないものの、佐賀県近海にもいる」という。

 カメは波を待って海に帰っていったという。尾崎さんは「網でがんじがらめになり、かわいそうだった。海が汚れると、生きものたちが命を落とすことになりかねない。環境問題に高い関心を持ちたい」と述べた。(中島野愛)

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