唐津市相知町の陶芸家、梶原靖元さん(59)の個展が有田町のギャラリー土の器・松永陶苑で開かれている。江戸時代の僧侶、良寛にちなむ文字を記した陶板や、手びねりの器といった初めて取り組んだ作品を中心に約100点を展示している。23日まで。

 古唐津のルーツ追究が一段落し、最近は作品の幅を広げて作陶している。陶板は、良寛にひかれて作陶した新作。砂岩を砕いて作った陶土に文字を彫り、良寛の素朴さを表現している。

 手びねりも初めて出品した。煮干しをかたどった箸置き、小鉢、盃(さかずき)などが並ぶ。「常に土を触りたくて始めたが、ろくろより時間がかかる」と笑う。湯飲みなどの食器類もそろう。置物は、ここ数年取り組む肥前狛犬こまいぬや、古墳から出土する動物をモチーフにした。梶原さんは20日まで在廊予定。(古賀真理子)

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