自民党竹下派会長の竹下亘元復興相の訃報が流れた18日、竹下派に所属する佐賀県関係国会議員3人は「寛大なリーダーを失った」と悼んだ。竹下氏は保守分裂となった2015年佐賀県知事選後、自民党議員と業界団体の関係修復に尽力した。

 竹下氏が党総務会長時代の17年、総務会長代理を務めた福岡資麿参院議員は、総務会での光景が強く印象に残っている。「反対する人を制するのではなく、最後まで発言してもらう。その上で、お互いが納得する姿を間近で見た」。懐の深さでまとめ上げる姿勢に政治を学んだ。「コロナ禍では『批判や厳しい言葉も含めて受け止める覚悟が与党には必要だ』とよく説かれていた」。この言葉を胸に刻んでいる。

 保守分裂となった2015年佐賀県知事選の余波を思い起こすのは山下雄平参院議員。「保守層の亀裂修復のため、地元の方々に『佐賀の議員は地元のために汗をかいている』と説いて回って下さった」。竹下氏はJAなど業界団体の幹部と面会していたという。「包み込むような人柄。こういうリーダーもいるのか」と感銘を受けた。

 古川康衆院議員(比例九州・唐津市)は2014年の衆院選で、復興相として応援演説に入ってもらったことが「最初の出会い」と振り返る。「竹下登元首相(故人)ゆかりのシャクヤクがある唐津市肥前町の公園にぜひ来て下さいとお願いしていた。寛大なリーダーを失った」と別れを惜しんだ。(山口貴由)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加