ワクチン接種の電子証明書(イメージ)

 デジタル庁は17日、新型コロナウイルスワクチンの接種歴が分かる電子証明書の概要を公表した。スマートフォンアプリを通じて申請すると交付され、接種日などを画面上に表示できる。事業者などが読み取るQRコードも付く。取得にはマイナンバーカードが必要となる。年内に実用化する予定。

 店舗の割引サービスや、イベントの入場管理などで活用することを想定している。スマホやマイナンバーカードがない人は取得できないため、内閣官房などは年内にQRコード付きの紙の証明書を発行する方針。

 自治体が現在、海外渡航者向けに交付している紙の接種証明書には、氏名、生年月日、ワクチンのメーカー、製造番号、接種日などが記載されている。電子版は、これと同等の内容をスマホ画面に表示する。飲食店や宿泊施設などは画面の目視だけでなく、QRコードの読み取りでも、接種情報を把握できる。

 取得するには、スマホにダウンロードした接種証明書アプリから申請する必要がある。申請の際には、本人確認のためマイナンバーカードをスマホにかざすほか、暗証番号を入力する。

 海外渡航時に日本政府公認の接種証明書としても使えるよう、アプリにはスマホのカメラでパスポートに記載された国籍やローマ字氏名などの情報を読み取る機能を付ける。読み取ったデータは画面に表示できる。

 デジタル庁は30日まで、電子証明書の活用を検討している事業者などから意見を募集する。平井卓也デジタル相は17日の記者会見で「意見をいただき、より使い勝手の良い仕組みにしたい」と述べた。

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