久光製薬(鳥栖市、中冨一榮社長)は17日、2021年度から5年間の第7期中期経営方針を発表した。現在、鳥栖市と茨城県つくば市にある研究拠点を将来的に鳥栖に集約し、製造現場との連携を強化する。「サロンパス」の海外展開強化などを通じて海外売上高比率を50%以上まで高め、売上高の年平均成長率5%以上達成を目指す。

 企業の新たな使命として「『手当て』の文化を、世界へ。」を掲げた。海外では現地法人のあるアメリカ、中国など七つの国と地域を重点地域とし、サロンパスブランドなど一般用医薬品を中心に成長させ、売上高を20年度比で1・7倍、約150億円増を掲げる。設備の老朽化や被災などを背景に国内工場も再編し、化粧品など医薬品以外の製造も手掛ける。

 現在は飲み薬での治療が主流である、がんの痛みを和らげる分野や、注意欠如・多動症(ADHD)の分野で貼り薬による治療の普及を目指す。独自のシート型マイクロニードル技術など基盤技術を用いることで、従来は実現できなかった経皮吸収製剤の創造も視野に入れる。(大橋諒)

このエントリーをはてなブックマークに追加