8月の記録的な大雨で地滑りの兆候が見られ、約4週間に及んだ避難指示が10日に解除されたばかりの嬉野市嬉野町大舟地区では、台風に伴う雨で地盤が緩むことを警戒し、わずか1週間で再び避難する住民の姿も見られた。雨量が予報より少なかったことにひとまず安どしつつも、強風や一時的な停電に不安な時間を過ごした。

 同地区では地盤の動きの観測が続けられ、1時間に2ミリ動くか、大雨警報が出れば、市が避難を促すことにしている。今回の台風では17日夕方までに避難が指示される事態にはならなかったが、用心のため、市が設けた自主避難所などに数世帯が身を寄せた。

 60代の男性は夕方、心配して連絡してきた親類宅へ避難をするため、準備を進めた。「雨が思ったより少なかったのは良かったが、山間部なので風が強く、田んぼの稲が倒れてしまった」と残念がった。(古賀真理子)

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