入団式で第1号の認定証を村上大祐市長(左)から受け取る志岐貴彦さん=嬉野市中央公民館

ハウス団地の入団式であいさつをする入団第1号の志岐貴彦さん=嬉野市中央公民館

 嬉野市が進めるビニールハウスを設けた大規模な施設園芸団地の初めての入団式が10日、市中央公民館で開かれた。第1号はトマト栽培を始める同市出身の志岐貴彦さん(40)で、「就農しやすい環境を整えてもらった恩返しに、栽培を軌道に乗せて高収入を上げ、成功したい」と決意を述べた。

 農業の担い手不足や高齢化が進む中、新規就農を促し、定住できる環境を整えようとハウス団地を計画した。団地名は「スマートアグリ宮の元」で塩田町内に整備し、面積は4・14ヘクタール。2023年度末までに9区画を設ける。事業費は2億5千万円を見込む。

 ハウスは耐候性で、温度や湿度、CO2(二酸化炭素)濃度などをコンピューターで制御する最新機能を備える。ハウスを含めた施設はJAが整備し、入植者にリースする。栽培に必要な井戸掘削なども市で行うため、団地での就農は初期投資をかなり抑えられるという。トレーニングファームなどで高度な技術を習得した就農希望者らを受け入れる。

 志岐さんは大学卒業後、会社員を経て農業法人に勤めた後、鹿島市のトマトのトレーニングファームで2年間研修した。村上大祐市長から認定証を受け取り、「団地は同じ志を持つ人が集まるので、情報や栽培技術の交換ができ、刺激し合って成長できると思う」と語った。栽培面積20アールで、22年7月から定植を行うという。(古賀真理子)

このエントリーをはてなブックマークに追加