国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門を開門する確定判決を巡る請求異議訴訟の差し戻し審で、国は進行協議の打ち切りと、判決の言い渡しを求める意見書を福岡高裁に提出した。開門派の漁業者側弁護団が15日、明らかにした。弁護団は「議論自体を避けようとしている国の対応に抗議する」と批判している。

 意見書は10日付。国は「開門の余地を残した和解協議の席に着くことはできない」と改めて主張した。和解協議の進め方や和解条項の内容の協議に関して「非開門が前提になっていない現状では、もはや協議に応じることができない。非開門、開門の方向性について正反対の立場にあるため、方向性が定まらないまま期日を重ねても、紛争の早期解決に資するものではない」などとして、速やかな協議打ち切りと判決言い渡しを求めている。

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