Q.大雨で自宅が被災し、その修繕を行おうと考えています。建物に掛けていた保険契約から保険金がでるようで、リフォーム業者から、修繕に加え保険金請求手続きを代行すると言われました。保険金請求手続きがよくわからず、やってくれるというのであれば任せたいとも思います。

 ただ、リフォーム業者からは手続きを代行することへの報酬をお願いしたいと言われています。このままやってもらってもよいのでしょうか。

 A.よくありません。無資格者が報酬目的で他人の権利を行使することは違法です。法律では、他人の権利について代理人となって請求等を行ってよいと法律上認められた資格を有していない人が、反復継続する意思のもと、報酬を得る目的で請求等を行うことを禁止しています。

 この規制に反する合意は、公序良俗に反したものと評価されますので、依頼しないようにしてください。

 Q.私は、配偶者が不貞行為を行っているのではないかと疑念が生じ、知人に頼んで、調べてもらいました。その結果、やはり配偶者が不貞行為に及んでいたことがわかりました。

 不貞行為の相手に慰謝料請求をしたいと思っていますが、どのくらいの金額を請求してよいのかわかりません。

 そうしたところ、先に調べてもらった知人は、特に何かの資格を持っているわけではありませんが、相談にのると言ってくれ、その際、相談料の支払いを求められました。この相談は行っていいのでしょうか。

 A.よくありません。無資格者が、報酬目的で他人が抱える法的紛争に見解を示すことも違法です。

◇   ◇

 佐賀県弁護士会では、電話での相談や面談相談を定例で実施しています。

 法的紛争について、わからないことがあれば、佐賀県弁護士会が実施している法律相談をお気軽にご利用ください。

 (弁護士 奈良崎真士 佐賀市)

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