大雨時の人命救助活動で感謝状を受け取った北村祐美子さん(左)と源五郎丸茂忠さん=小城市の小城消防署

江里口忠征署長から感謝状を受け取った源五郎丸茂忠さん(左)=小城消防署

江里口忠征署長から感謝状を受け取った源五郎丸茂忠さん(左)=小城消防署

 佐賀県内を8月中旬に襲った記録的な大雨の際に水路に落ちた女性を救ったとして、佐賀広域消防局小城消防署は13日、小城市牛津町の北村祐美子さん(63)と源五郎丸茂忠さん(63)に署長感謝状を贈った。水路が増水するなど危険な状況の中、2人で協力しながら引き揚げた。

 同署などによると、断続的に強い雨が降り続いていた8月14日午前9時半ごろ、北村さんは自宅で「人が川に流された」と110番している母の声を聞き、女性が水路に転落したのに気付いた。自宅にあった長さ約1・5メートルの木の棒を持ち出して土手から女性に差し出し、引き寄せた。源五郎丸さんは自宅の窓から見て土手に駆け付け、2人で女性を救助した。

 女性は職場から歩いて帰宅していたところ、誤って道路脇の水路に転落したという。周辺が冠水して道路と水路の境目が分からなくなっており、水路は深さ約1・8メートルに増水していた。

 「無我夢中だった。1人で引き揚げるのは難しく、源五郎丸さんのおかけで助けることができた」と振り返る北村さん。源五郎丸さんは「近隣住民との連携が大事だということを教わった」と実感を込めた。また、自宅周辺は大雨時に冠水しやすいといい、「家族同士でも災害時にどんな行動を取るべきか、話し合っておこうと思う」と話した。(谷口大輔)

 

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