棒状の容器に入ったジュースを凍らせて楽しむことの多い「あの」アイス

「こちさが」に寄せられた「あの」アイスの呼び方についてのアンケート結果

鹿島市出身のイラストレーター・山田全自動さんも著書でネタにしている。ちなみに山田全自動さんは「ボンボン」派だそう(本人提供)

光武製菓で製造している6商品。左奥の「ミルクセーキ風味」は昨年発売、来年の夏にはさらなる新商品の発売を予定するなど、市場のマンネリ化防止を図っている=武雄市北方町の同社

 「夏のおやつの定番」という家庭も多いだろう。棒状の柔らかい透明な容器にジュースが入っていて、凍らせれば真ん中からポキッと二つに割ることができるあのアイス。その呼び方について「人によってかなり違う」という投稿が佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)に寄せられた。早速、こちさがの会員に尋ねたところ、「棒ジュース」と「棒アイス」が4割を占めたが、他にも幅広い呼び名が寄せられた。(※画像2枚目にアンケート結果)

 アンケートは1~3日に実施し、275件の回答があった。呼び方は、多い順に「棒ジュース」「棒アイス」「ボンボン」など。「棒ジュース」「棒アイス」は、回答者の8割を占める佐賀県内出身者で半数に上ったが、県外出身者では3割にとどまった。

 このアイスにまつわるエピソードも尋ねた。「最近のは両側に突起があるけど、昔は片方にしかなく、それを巡ってきょうだいげんかした」「冷凍庫から出して少し時間がたつと、割れにくかった」「親の言う『アイスあるよ』は大体これ」などがあった。

 類似商品の製造元でつくる業界団体によると、正式名称は「ポリエチレン詰清涼飲料」。全国的には、かつての最大手前田産業(大阪府)の商品名「チューペット」(現在は製造終了)が定着しているという。

 県内にも製造拠点がある。武雄市北方町の光武製菓(光武信一郎社長)。甘納豆に次ぐ看板商品として、毎年1月下旬から8月上旬まで6商品を生産し、県内はもちろん全国各地、アジア諸国にも出荷している。

 全国の取引先相手とは「ポリドリンク」、県内の得意先とは「棒ジュース」でやり取りしている。「ポリドリンクの方がややかしこまった言い方。意識して使い分けてはおらず、自然に…」と企画営業部の山下陽平さん(27)。ホームページでは「棒ジュース」と紹介している。

 同社は8月の大雨で工場が約50センチの浸水被害を受けた。直前で今季の生産を終えていた「棒ジュース」は出荷への影響は抑えられたが、甘納豆の機械や原材料、立体倉庫が水没。生産を再開したいまも、完全復旧には至っていない。

 山下さんは「佐賀では棒ジュースと呼ぶ人が多く、私たちの商品が定着しているようでうれしい」と受け止めつつ、「昨年発売した『ミルクセーキ風味』に続き、来年夏にも新商品の発売を予定している。復興して再びおいしい棒ジュースを皆さんに届けるので、楽しみに待っていてもらえたら」と力を込めた。(志垣直哉)

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